万年筆

万年筆を買った。
初めて。
子供の頃、父親がカートリッジ式のものを使っていた。
扉の頃だろうか?
宮本君がやはり、万年筆を手に入れて、楽しそうに使っていた。
自分には縁がないものと思っていた。
なぜなら、自分は、道具は質実剛健な物が好きで、
あくまで機能性重視だからだ。
見せかけは、いざと言う時に役に立たないから。
万年筆は、
つまり僕の中では、ノスタルジックで、精神性の先に立った、機能性に劣る、過去の道具だと感じていたのだ。
ところが、
何の因果か、万年筆を手に入れてしまったのだ。
でね、
これが使ってみると凄くいいんだ。
どういいかは、言葉で説明しても意味がないような気がするので、
まぁまぁ、って感じだけど、
あえて言うならば、
先日買い損ねた、bluestripeみたいな感じなんだな。
昔のものなんだけど、
今の時代に最先端の役割を果たせるんだ。
古いからいいとは言わないけれど、
古いものには敵わないって事もあるんだよね。
もともと、そういうものが好きだから、
永い付き合いなりそう。